去年の首里城火災で影響を受けた赤瓦。
その中で、形状が保たれているものを再度利用しようというボランティアがあります。
赤瓦についた漆喰を剥がしていく作業です。
スクレーバーというカッターナイフのようなもので剥がして、でこぼこがなくなったら、さらにワイヤーブラシで剥がし、最後にスコッチブライトで綺麗にしていく。
無心に、だだ無心に磨いて・・・
「ノルマはないですからね。安全に気をつけておこなってください。途中で終わってもいいですよ。」
とは、主催者の方の声。
瓦の表って、どこだか知ってましたか。
凹んでるとこだったんです。逆だと思ってた。
赤瓦は、「くちゃ」っていうグレーの粘土のような土を焼いてできたもの。
くちゃは、鉄分が含まれているので、焼き上げるとああいう赤い色になるそうです。
磨き終わると、瓦を叩いて状態を確認してくれます。
カンカンカンって、高い音だと、上等! 首里城再建へ。
トントントンって、低い音だと、見た目にはわからなくても、ヒビが入ってます。
これは、小学校や公園での再利用。
途中10分の休憩を挟んで、2時間。
終わったら、「参加証」と 瓦のかけらをいただきました。
私が剥がしたのは、どれも カンカンカンって 高い音の瓦。
首里城再建に使われるのかと思うと、胸が熱くなった。
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