きっと、裕福な家の子なんだと思う。
子供の頃、3ヶ月に一度、お父さんは沖縄出張に行き、お土産に買ってくる「きっぱん」が何より大好きだったらしい。
向田邦子の本、「女の人差し指」の中にある「沖縄胃袋旅行」のひとコマ
「きっぱん」とは、琉球王朝時代からの伝統菓子で、300年ほど前に中国の福州から伝わったと言われています。
中国から冊封使が来島したときの饗応料理の菓子のひとつ。
沖縄の北部、やんばる地方のカーブチーや 九年母(くねんぼ)といった柑橘系を原料としていて、
手間ひまをかけて 丁寧に作っているようです。
そして、大人になった向田邦子は、沖縄旅行をします。
お土産屋さんで聞いてみたり、探しますが・・・
諦めかけた頃、やっとみつけた「きっぱん」
30年ぶりに食べたのは、あの頃と同じ美味しさだった とか
かつては、何軒かあったのに もうその頃には、「謝花きっぱん」さん1軒になってたんですね。
数年前、那覇市内のフレンチレストランで、
上品なサイズにカットされ、チーズとともに綺麗な器に乗って出てきたことがある。
ワインとすごく合い、美味しかった。
こだわりのある友人へのお土産枠にしていたけど、久しぶりに食べてみたい。
いつかの首里城
「琉球王国のお菓子・さんぴん茶付き」 中央の三角のものが「きっぱん」
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