もう何年も前のことになるけれど、沖縄国際映画祭に行った時のこと。
又吉直樹ファンの私は、「吉本芸人と写真撮れます」コーナーの列に並んで順番を待っていました。
撮影の部屋にいくと、ピースのお二人がいました。
綾部さんは、テレビで見るよりも肌が綺麗で、イケメンで場の盛り上げ上手な、
いかにも人気者といった感じ。
ぽつんと、そこだけ違う空気で存在感を醸し出していた又吉さん。
その頃テレビでは、「暗い」「暗い」とネタにされていて、それはもうイメージ通りで、
「暗い」はキャラ作りじゃないんだって妙に嬉しくなった記憶があります。
そんな又吉さんも今ではすっかり、芥川賞作家ですよね。
長編小説「人間」は、又吉さんご本人を彷彿させる人が出てきます。
なんかどことなく、影とか裏とか、秘めてる部分もあっておもしろい。
言い回しとかけっこう好きです。
「僕たちは人間をやるのが下手だ。」
とは、帯に書かれていたこと。
お父さんが沖縄の名護市出身だからか、沖縄もちょっとだけ出てきました。
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