歩いていると、ここって昔、海だった?
と思えるところがあります。
ここがまさにそう!
公園の中に入っていくと、大きな岩がいくつか無造作にあります。
アート?
ちょっと違うかも・・・
ここは、那覇市若狭「夫婦瀬(みーとぅじ)公園」です。
市営住宅や、一戸建ての立ち並ぶ場所で、若狭公園の近く。
ちっちゃな公園で駐車場もないので、ご近所さんじゃないと知らないかもしれません。
昔、那覇は浮島でした。
久米、辻あたりは陸地だったけれど、それ以外は埋め立てたところが多くあります。
この夫婦瀬公園付近も埋め立てられたところです。
先程の岩は、かつて海だったことを物語るかのように、下部分が削られたようになっています。
このあたりの岩「夫婦岩」伝説のお話をします。
むかしむかし、ある夫婦がいました。
この夫婦はとても仲が悪く、それを心配したそれぞれの両親が、あることを思いつきました。
それは。。。
みんなで船に乗って出掛けました。
大きな岩に着くと、この夫婦だけ残して帰ってしまったのです。
どんなに大声で叫んでも、戻ってきてはくれませんでした。
日は暮れてきて、夜になると寒さで震えてきます。
そんな妻を見ていた夫は、自分の着ているものを差し出しました。
夫の優しさに気づいた妻は、心を入れ替えて、それからは仲良く暮らしたとさ。
めでたし めでたし。
この話、どこかで聞いたことあるって方。
そうです。名護にも似たような伝説があります。
沖縄各地に、このような話があるんです。
そんなに、どこの夫婦も仲悪かったんですかね。
約300年前の那覇の様子を見ると、なんと「夫婦岩」があるじゃないですか!!!
いくつかあったけど、どの岩だったんでしょうか。
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