沖縄にはいくつもの「ガマ」があります。
「ガマ」とは、自然洞窟のこと。
沖縄戦の時に、人々が避難した防空壕でもあります。
米軍は、読谷村に上陸し住民を巻き込んで激しい地上戦になりました。
その時住民はガマに避難したそうです。
読谷村には、「ガマ」がいくつもあります。そのひとつ「シムクガマ」
意味はというと、
「シム」下
「ク」向く
「ガマ」自然洞窟
下を向く、谷の下のほうにある洞窟だからだそうです。
戦跡に詳しい友人に連れて行ってもらいました。
草木が多くて暫く迷う。
スマホで検索しこっち? やっぱり向こう?と、しばし迷う。
やっと、入り口を見つけました。
降りていくと、洞窟が見えました。
どんな場所か知らずに行ったのなら、自然豊かで神秘的なところだと思ったのかもしれません。
水の音が響いて、中は思ったより広い。
ただ、ここに約1,000人の人々が避難したのかと思うと、
そもそもそんなに入るの?といった感じです。
読谷村波平区の住民はこの「シムクガマ」と、「チビチリガマ」に分かれて避難したそうです。
「チビチリガマ」では、ここから出ると殺されると恐れ、結局集団自決(強制集団死)する方が多くいたと言われています。
一方「シムクガマ」は、ハワイ移民帰りの男性ふたりが米軍と話し、騒いでいる避難してる人々をなだめて投降、多くの人々が助かったといわれています。
洞窟の奥には、その男性ふたり(比嘉さん)の名前が刻まれた記念碑が建立されています。
沖縄では、平和学習としてガマに行くことがあります。
ただ、学校や年代によってばらつきがある。
実は私は初めてでした。
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