先日、首里城復興イベントがおこなわれていました。
「文化、歴史を学び、体験できる」ってことで県産木材を使ってマイ箸作りや、組踊など盛りだくさん。
今回は、首里城の破損した瓦でつくる漆喰シーサーづくりに参加したい!と申し込みしました。
募集定員を超えたら、抽選ってことでしたが、
残念・・・
はずれました。
もうひとつの楽しみは、首里の旗頭。
復元工事の安全と完成を祈願しての旗頭演舞です。
旗頭とはその地域の守り神のような存在で、旗の文字や飾りにそれぞれの意味や思いが込められています。
長さは7メートル以上あり、重さは40~60キロ、上から順に燈籠(トゥールー)、熨斗(ヌゥシ)、吹流し(フキナガシ)、四隅美縄(ユシミナァー)が付いています。
それぞれの地域らしさがあって、見ていて面白い。
青年会の男性たちが持ち躍ります。
多くある首里旗頭から三か所の地域と、「瑞雲」がでていました。
「武勇」は、首里鳥堀町。
弁ゲ嶽のあるエリアです。聖地といわれていました。
旗字の意味は、「祖先の人々がいつも勇ましく生きていたことを誇りに思い、その伝統を守り未来へ伝えていこう」ということからだそうです。燈籠(トゥールー)は菖蒲の花で、かつて首里の各家庭には菖蒲が植えられていたことからだそう。
「中山第一」は、首里当蔵町。
首里城、円覚寺があるのは当蔵町で、王都として栄えたところです。
旗字の「中山第一」という文字に見覚えある方。
そうです。
首里城 瑞泉門の手前に「中山第一」と書かれた石碑があります。
首里の水は水質もよくて美味しかった。それを中国からの冊封使に褒めたたえられ石碑になりました。
「平魂」は、首里平良町。
旗字の意味は、たいら魂。
先祖の方々の心意気、魂を表していて、この町の限りない発展を願ってのこと。
場内で風格を表していたのが「瑞雲」。
首里青年会から選抜された方々が掲げています。
最後に、三か所が出てきた競演のようなことを、我栄(がーえー)といいます。今回はかなり近くで見ることが出来て、熱意が伝わってきました。
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